南極昭和基地における電波による下部電離層観測



南極でのオーロラは素晴らしい。現地で見ると写真・絵で見るのと違って全身が身震いするほど圧倒される思いだ。 是非一度は体験して欲しい。必ずや大自然の凄まじいドラマにひれ伏してしまう程の思いだ。

オーロラができるわけは電波による電離層観測で分かる!  

高さ400m垂直断崖絶壁上から見た海氷の様子
地上から下部電離層の構造や性質を観測するためには電波による観測も重要です。そのために能率のよい巨大なアンテナを張ることをしました。場所は昭和基地近くのシェッゲという高さ400m以上もある垂直断崖絶壁です。シェッゲにおいて絶壁の上からアンテナ線を張って電波による下部電離層の実験を試みたときの写真です。写真中央付近に極めて小さく写っている観測機のあるテントと機材運搬用のカブース(橇)も見えます。


断崖絶壁シェッゲの写真1  

シェッゲ、観測機テントと機材運搬用のカブース(橇)と燃料橇
シェッゲの壁の前の氷上で観測機から送信アンテナに周波数0.1−2MHzの電波を給電して、オーロラがでる領域の電離層からの反射波を受信アンテナで受ける。遥か左後方に氷山群が見える。シェッゲの壁には太陽の光が当たって神秘的な大絶壁に思えた。


断崖絶壁シェッゲの写真2  

南極の地に永遠にそそり立つシェッゲ
シェッゲの断崖絶壁400mに圧倒された。完全に垂直90度で理想的なアンテナサイト。周囲は雑音皆無で電波観測には理想的な場所。オーロラの他は全くなにも無い。これが地球上にあるとは信じられない!

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