ani_103.gif

セルボモードのフロントサスペンション
エナペタル製 特注ダンパー

ani_103.gif
◆フロント周りの交換
 エンジン周辺部分から始めてきたオーバーホールも部品交換がだいぶ 進み、いよいよ今回は足周りを交換する順番となってきた。
 最初は全て純正部品で交換する予定でいたが、ダンパーだけはビルシ ュタインにしようとメーカーのホームページを確認したところ、やはり セルボモード用の設定は無く今回は車検とブレーキキャリパ交換のみに しようか迷った。
 一般的に市販されているダンパーは純正品よりは当然硬い設定となっ ているが、セルボモードは硬めなくとも意外と重心が低く安定している 為に、ただ硬いダンパーを入れてしまうと車重が軽い為に乗り心地はも ちろん悪くなる。
 しかし、乗り心地よりもそれ以上に足周りが硬いときちんとストロー クしなくなり、本来の足周りの意味が無くなり車体自体が跳ねてしまう 度合いが大きくなると接地性が悪くなり危険である。
 その点ビルシュタインはその構造からか硬くなく軟くなくと、乗り心 地とスポーツ性の両方を実現できる製品である。
 ビルシュタインは以前から使用していたがやはりなかなか良く、数年 前に購入したレガシーでも純正でビルシュタインが搭載されており、乗 った感じもなかなかであった。
 そして何気なくエナペタルのホームページを見ていると特注品が多く あり、中でも『ビンテージライン』と言う古い車のダンパーを製作する 物があった。
 そしてそのビンテージラインの他に最近設定されたプレミアムオーダ ーラインの価格表を見てみると、確かに特注価格で他のメーカーだと車 高調でスプリングとセットの製品が買えるくらいの製品があるだろう。
 しかし、エナペタル製がこの価格で作れると言う事だった為に、GT −R用も考えていたのだが今回はセルボモードにも特注して入れてみる 事にした。

◆エナペタルに問い合わせてみる
 エナペタルへの問い合わせ先をホームページから探してみたが電話番 号とFAX番号しかなく、実際に電話で確認したところ連絡方法はこの 2つだけでメール等の連絡先は無いとの事であった。
 エナペタルの連絡先としては以下のページを参照して欲しい。
http://www.ennepetal.co.jp/
連絡先 (エナペタル・ヒストリーのページ)
 話をする上で今回は『ビンテージライン』としての受付だと思ってい たが、塗装色などからどうやら『プレミアムオーダーライン』としての 受付の様で、セルボモードも私が購入してから12年目になるが10年 そこそこでは旧車にはならないのだろう。
 今回セルボモードSR−Four用として出した使用は以下の内容だ けである
  @あくまでもノーマルに近い設定とし車高も下げない仕様と する
  A適度な硬さは構わないが、突き上げて車体が跳ねてしまわ ない様にする
  B今回のダンパーはコイルスプリングも含め全て新品で組み 込む事としている
  Cリアには20〜30kgのスピーカボックスが常時設置さ れている事を考慮する
  D155/65-13から165/45-15にしタイヤ+ホイールは1本当た り1kgほど重い
  Eセルボは4気筒ターボの2駆、リアがディスクブレーキの タイプ

 今回の特注にあたり、フロントは純正ダンパーを加工して外側 をそのまま使用する為に先にダンパーを送る必要があったのだが 、現在使用している物を取り外してしまうと走行できなくなる為 にエナペタル側で新品を購入して加工してもらう事とした。
 もっとも、走行できなるからと言う事よりもせっかく特注する のに10年も使用した古い部品を使用したくなかった事と、オー バーホールやトラブル等が発生した際にもすぐに元に戻せると言 う利点がある為に予算に余裕がある場合にはお薦めである。
 またリアダンパーも必要であるが、こちらは取り付け部分等の 外観を見るだけと言う事らしく1本あれば十分の様である。
 こちらもフロント同様にエナペタル側で購入してもらったが、 ダンパーの硬さ等を実測したかどうかは不明だが、新品で購入し ていればノーマルの硬さがある程度わかる事になる為に、それら も考慮して購入して頂いた。
 金額的にはダンパー4本の加工代が13〜14万円で、純正ダ ンパー購入費が5万弱と言う事で20万弱となったが、正式に見 積もりを取った所以下の様になった。
    セルボ(CN32S)
    ショックアブソーバー(BILSTEIN) \136,000
    純正フロント ショックアブソーバー \19,800×2=\39,600
    純正リア ショックアブソーバー \7,600×1
    合計 \183,200+(消費税 \9,160)=\192,360
 上記は純正のダンパーを新品で購入した際の見積もりだが、実 際に使用しているダンパーを送れば加工代だけで済み、消費税込 みで\142,800で出来上がってくる。

◆特注ダンパーが届く!
 エナペタルへ問い合わせてから個人的な取引と言う事で先払いの 為に2日後に代金を振り込み、そして2週間が過ぎた頃にようやく ダンパーが自宅に届いた。
 梱包は比較的コンパクトになっており、左図の様な感じで送られ て来たが、自宅から遠い方の宅配業者だった為に希望到着日より1 日遅れで届いた。
 それまでは全く気にしてなかったがダンパーが送られて来てから 気付いたのだが、どうやらダンパーの特注代金に送料も含んでいる 様である。
 早速、梱包をほどいて見るとまずは左図の様に説明書等の書類が 入っており、その下にダンパーが2本見えてきて中央にある縦長の 箱は純正のリアダンパーであった。
 そしてリアダンパーの下に敷いてあるダンボール毎持ち上げると 、その下に右図の様にフロントダンパーが見えてくる。
 各ダンパーは1本ずつエアキャップに包まれており、長めに巻か れて折り返してあったりお互いに擦れて塗装がはがれない様になっ ている。
 結局、今回の内容は左図の様な物が入っていた。
 左からフロントダンパー2本とその隣のリアダンパー2本で、中 央に黒く見えるのが単独箱に入っていた純正のリアダンパーが1本 である。
 右半分にある物は説明書等の書類だが、その一番下に見えるのが 今回付属してあったステッカーで、デザイン的には右図の様なNE Wデザインの物で右下に小さくエナペタルとある。
 このステッカーは一般市販されている物で、その他にも色々とグ ッズが販売されている為に、必要であれば単独で購入すると送料が かかってしまう事からダンパーを購入時に一緒に注文しておくと良 いだろう。
 取扱説明書類は意外と枚数が多くメインの説明書は右下にある物 となっているが、他の数枚は注意事項が記載されている物である。
 そして左上にあるのが特注ダンパー利用時のアンケート用紙で、 その裏側には特注ダンパーを購入した場合に限り製作してもらえる ラベル申込書である。
 このラベルは27文字×2行でアルファベットと数字の半角大文 字で自由にユーザー側が指定できる物となっている。
 

◆特注ダンパーについて
 基本的にはノーマルダンパーと全く同じ取り付け形状となっている 為に、本来はダンパーだけを入れ替えれば特に追加購入する事無く車 両へ装着できる様になっている。
 フロントダンパーはスズキ純正部品をそのまま使用し加工してある 為に、見た目もほとんど純正品と変わらない形状になっていると思わ れる。
 実際には今回 【フロントサスペンションの交換】 のページでもある様に、フロントダンパー中央にあるスプリングを受 ける皿の形状が異なり、実際車両に付いているダンパーの皿形状はス プリングを全て受けられる様になっているのに対して、今回のダンパ ーでは四隅だけがスプリングを受ける形状となっていた。
 これは元々純正部品でこの様になっていた物なのか、又はエナペタ ルで加工した物なのかは問い合わせてもいない為に不明である。
 しかし、今回の受け皿形状でもスプリングを受けるのは全面で行っ ており、スプリングが横に逃げない様にしている立ち上がり部分がカ ットされているだけであまり問題にはならないだろう。
 それよりも、この受け皿部分に砂や泥が溜まってしまう事を防止す る意味で、予め純正部品として改良されていた物なのかも知れない。
 まずはフロントダンパーから見てみると、左図の様にピストンロッ ドには予めジャバラタイプのブーツが取り付けてあった。
 その為にダンパー組み付け周辺部品を購入する際には、純正ダンパ ーで使用している元々のブーツは購入する必要が無い。
 従来購入したビルシュタインではこのブーツ自体の取り付けが不安 定であったが、今回の物はピストンロッド先端にしっかりと取り付け てあり、壊す位にかなりの力を入れないと外れない様になっている点 では安心して利用できるだろう。
 ダンパー下部のナックルへの取り付け部分だが、こちらは全くの純 正ダンパーを使用している為に全く問題無く取り付けられる。
 ピストンロッドの先端は純正のアッパーマウント関係を組み付けら れる様に同サイズのボルト径となっているが、取り付けるナットは左 図の様に付属しておりナット先端に樹脂の回り止めが付いたナットが 使用されていた。
 その為にこの辺も純正部品を購入する際には必要なく、本来はナッ トの下にスプリングワッシャーが使用されているが、ナットに回り止 めが付いている為にこちらも購入する必要が無くナットの組み付けは 不要だろう。
 また、右上図の様にブーツを持ち上げてピストンロッドを見てみる と純正ダンパーのピストンロッドとは比べ物にならないくらい太く、 この辺がビルシュタイン独特なガスとオイルの部屋を形成する為に必 要なスペースを確保する工夫なのだろう。
 そしてダンパーの下部を見てみると右図の様に純正ダンパーでは取 り付けられていなかったナットが部分が見え、溶接されたナット中央 に止めビスの様なマイナスドライバーで回すネジが取り付けてあった 。
 これはダンパーの形状によっても違うのだろうが、リアダンパーや 以前使用した物にも無かったが、今回レガシーの純正装着ビルシュタ インダンパーを確認してみると同じ様にダンパー下部に全く同じ形状 の物が取り付けてあった。
 この部分は何の目的で取り付けてあるかは不明だが、ビルシュタイ ンはオーバーホールも行っている事から、本来はダンパー等に穴を開 けてガスを抜いていると思われ、分解の際にガス等を簡単に抜ける構 造としてダンパーケースに変な加工をせずにそのまま再利用できる様 にしている為の物なのかも知れない。
 ダンパー中央部分でスプリング受け皿の下側には左右の様にビルシ ュタインマークの付いたステッカーが貼られており、取り付け車種と 何やら型式が印刷されていた。
 ビルシュタインのマーク下部には【Germany】とありどこに もエナペタルを示すマークもロゴも無いのが残念である。
 ここに貼られているステッカを見ると、ホームページにあった特注 ダンパーを購入した場合に限り製作してもらえるラベルはこのステッ カーそのものか、又はこんな似たデザインの物なのかも知れない。
 リアダンパーは形状確認の為に購入した純正ダンパーも戻って来た 為にすぐに比較できたが、左図の様にあまり大きな形状的な変更点は 無い様である。
 ピストンロッド部分のブーツに関しては、左図の様に純正が金属製 に対してフロントと同様のブルーのゴムカバーである。
 こちらはジャバラ形状ではなくストレート形状であるが、ダンパー がのび切った状態でピストンロッドが見えない状態で、そこから縮む 場合にどこにも当たる部分が無い為にストレート形状なのだろう。
 リアダンパー下部にもフロントと同様のビルシュタインステッカー が貼られており、型式部分だけがリアを示すかの様に変更されている 。
 リアダンパーは取り付け部分にもあまり大きな変更点は無いが、左 図の様に上部取り付け部分ではビルシュタインの方が小さくなってい るが、ゴム部分の厚さを見る限りでは大差が無い様に思える。
 また、横側から見てみると純正に比べてビルシュタインの方が確実 に大きく、純正の中心にあるカーラー幅をめいっぱい使った物と思わ れ、そのぶんしっかりとしたゴム幅で受けられる様になっているので あろう。
 ダンパー下部の取り付け部分も同様で、ゴムの受け止める幅が確実 に大きくなっている為に、これだけでもゴム部分のヘタリ具合も少な くなるのだろう。
 この取り付け部分で気が付いた所と言えば、リアダンパーの上部取 り付け部分だけが未塗装で、クロメイト処理の様な感じになったまま であった。
 まぁ、下手に塗装してもはがれて来てしまうだけの為に問題ないが 、リアの上部は車両をリフトアップして潜らないと見えない部分だけ にクロメイト処理の仕方によっては錆び易い為に、使用して行く上で 何かの機会にリフトアップする事があれば錆具合等を確認しておいた 方が良いかも知れない。


メインに戻る  車両関係に戻る  セルボモードメニューに戻る 

オーバーホールメニューに戻る  第四段メニューに戻る  足周りメニューに戻る 

ani_101.gif
このホームページについての連絡先は こちら 迄にお願い致します

Ads by TOK2