1.契約から引っ越し、大騒動編
2.新しい生活、in真夏編
ひとりで部屋探しってしたことありますか?
不動産屋さんと駆け引きしたことありますか?
古い物件に住んだことありますか?
古いって、ちょうどバブル全盛の時くらいの物件ですか?
うちはまさにバブル全盛。1980年代前半に建ったこのマンションは、
予想をはるかに超えたバブルっぷりを見せてくれてます。
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1.契約から引っ越し、大騒動編
第一章 不動産屋の犬をける
2001年、6月。ロンドン旅行から帰ってきた時、
真っ先にしようと思っていたこと。 それはお部屋探し。
以前から探してはいたけど、今回貯金が目標金額に達成したので、
さっさと行動に移すことに決めてました。
賃貸情報誌を読みあさった結果、
家賃が5〜6万、古くていいから広めの1K。駅から約5分。
このエリア。この最寄り駅。とまぁ条件がほぼ揃ったところで
それらに強そうな不動産屋に電話をかけてみました。
週末に来店することを約束し、まったく不慣れなその地域に足を踏み入れました。
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今回そのエリアに住みたいと思った理由は
まったく不慣れな土地だったということ。
何度歩いても毎回道に迷うのは方向オンチのせいでしたが、それが悔しかったので、
実際に住んで詳しくなってやるという目的がありました。
まったく無知ながら、住み良い土地がどうか見極めるためにしたこと、
それは「地図を見る」ことでした。それも情報誌から出ているような地図。
見ていると、駅スーパーやコンビニ、生活に必要な情報はだいたいつかめました。
普通の地図だと読みにくいし、別に知りたくもないビルの名前まで載ってるし、
ゴチャゴチャしてる。その点情報誌はポイントを押さえてます。
歩ける範囲がどのぐらいかは定規で測ったり、想像力を働かせました。
ここの駅なら乗り換えもあるし、近くに別の路線もあるから、行動範囲は広がるな。
そう決めて、不動産屋の女性に「この駅周辺がいいです」と電話で告げると
「このあたりは大人気エリアですねー」とサラっと答えてくれた。
穴場じゃなかったのか...。しかもファッション誌にも注目されてるエリアだったとは..
無知も甚だしすぎました。
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不動産屋というのは若者密集地帯の雑居ビルの2階にありました。
ドアを開けると電話の声の女性が座っており、先客が何組かいたので、
アイサツだけ交わした後、とりあえず座らせてもらい待つことにしました。
パイプ机にパイプ椅子。窓からは通りに面したビルが見えるだけ。
棚にズラッと並んだ物件のファイルには、第一希望エリアのものが沢山ありました。
他にも色んな地域のものがあり、ここの不動産屋は一体どの程度まで
網羅してるもんなのかと 不思議に思いました。
そのときちょっと椅子を引こうとして、組んでいた足をほどいた瞬間、
「キャン」という鳴き声が足下から聞こえたんです。
それはそれはまだ小さなポメラニアン。どうやら蹴り飛ばしてしまったようです。
それまで全く気が付かなかったのですが、その事務所にはもう一匹犬が飼われて
おり、普段から放し飼いにしていたのでした。
でも蹴ったせいか、警戒して全然こっちに近づいてくれませんでした。
犬スキなのに..........