基本設計が決まるまでにお施主さんとの打ち合わせは半年に渡りました。 平成14年5月頃にやっと決まり、
実施設計に入りました。 本設計に入ってからもお施主さんとの打ち合わせは続き何度も図面を画き直しました。
この間もどこの業者にするかを双方で話し合ったり、それぞれの業者さんのやった住宅の仕事を見学に行きました。
8月に入りやっと設計図が出来あがり四社ほどに入札依頼をしました。
9月末入札が完了して、各社の見積書を比較しながらどこに決めるか一緒に検討しました。
最終的にはお施主さん夫婦が決めました。決まったのは10月半ばになり大急ぎで地鎮祭をやりました。
その間に建築確認申請をしたり、融資の手続きをしたりと慌ただしい事でした。
建築確認許可がおり、設計審査許可が下りたのはもう11月には入っていました。
11月半ば工事を受けた業者は即基礎工事に入りました。早々と雪の降る季節になっていました。
工事場所は長野県の東信地域の標高400m〜500mに当たる地域ですので、寒さは一段と厳しくなっていました。
12月初旬に建前の予定でしたが、基礎工事の際に多少のトラブルもあり予定より少し遅れてきました。
実は敷地の中から廃車が出てきてしまったのです。このことで土地を売った不動産屋との交渉やら基礎工事の中断やらで、少し遅れました。
地盤調査をした時は、偶然車には当たらなかったようで、基礎工事が始まってから出てきたのでした。
地盤調査の結果盛り土の下が火山灰地質で柔らかく、1m〜1.5m下に固い砂礫層があることが解り、全体に松杭を打つ事にしていましたが
更に車を掘ったので、そのラインはコンクリートのボイド杭を打つことになって、その負担は不動産屋さんにお願いしました。
基礎底盤コンクリートを流したところ。 この下に松杭とボイド杭が入っている。

配管工事と配筋工事
基礎工事のべた基礎の配筋(鉄筋を縦横に300ミリピッチで組んでいます)工事。この時点で配管(給排水、温水管を入れておきます)工事。
この後コンクリートが流されます。
コンクリートが固まるまで少し待ちます。それから建前が始まります。
この間に工務店の大工さんたちは材木を刻み、組み上げられるばっかりにいろいろな仕口を作っています。
いきなり建ち上がってしまいましたが、この間1月がたっています。 建て地が終わり屋根下地を載せ

お正月休みに名古屋へ行って来ました。

名古屋駅前の冬のイルミネーション 駅の機能にまったく影響がない状態でステーション高層ビルが出来あがっています
平成15年1月 二重垂木の上野地板を張ってアスファルトルーフィングを貼ったところ

外部の壁下地の防風シート 二月寒風を遮って内装作業に励
内部はどうなっているかな 松丸太、杉の柱、杉板の天井、唐松の梁全て県産材使用
丸太の組み合わせは棟梁の腕の見せ所
ウールの断熱材仕様

子供部屋のロフト 床は唐松材厚板
二階の天窓: 北側屋根なので夏は涼しい
下 東側玄関部分
北側シート張り
南西側外観
左側キッチンカウンター天板楢材
天井扇
松丸太も磨き上げてつなぎは古式ゆかしいこみ詮
吹きぬけ2階ホール
2階ホール階段とストーヴ ストーヴが来るのが楽しみ 
階段と2階ホール
手持ちタイル自ら嵌め込み 玄関土間モルタル金ごて仕上げ
足場も取れて外観が見えてきました 平成15年四月
さて 引越しも無事終わり、夏休みも過ぎ子供達は新学期の疲れと、新しい家での興奮状態から少し落ち着いてきた頃、いろいろな方がこの家を見に来られました。
みんな一様に「涼しいですね。広びろして気持ちいですね。」 等 私も行く度につい座り込んで、気持ち良い風の通り過ぎる居心地の良い居間に長居してしまいました。
玄関はヒンヤリ
色々飾って
カウンターはたも集製材クリア塗装
玄関ドア−は特注品(アトリエ獏製) 楢材クリア塗装
右側はキッチンの入り口です
玄関から廊下に入りました
南からの風は吹き抜けの居間のホールから2階に登り北側の天窓から出て行きます。それでほとんど少し窓を空けておけば自然の風の流れで、クーラーは一切要りません。
この家には扇風機さえ要らないくらいです。
居間の吹き抜け周りはキャッツウォークで遊べ、子供部屋からも居間が見下ろせます。ベランダにも出られます。

問題は冬ですね。又どんな冬の過ごし方になるか楽しみです。 キャッツウォークがあるので吹き抜けのガラス拭きも平気。
薪をしっかり焚けば暖かく全く補助暖房も要りません。
2階ホールは本箱まだ入ります
天窓から明りが入り北側も明るく、風も通り抜けます。暑い日も平気です。
2階ホールから居間を見下ろす

階段から居間を見下ろす
南側キャッツウオーク 
居間の南側 庇が長いので夏の光は吹き抜けの上からも入ってきません。 廊下から居間の天井扇を見上げる。夏は妻側の開口部を開けると熱い空気が外へ出て行きます。
冬は日差しが低いので逆に十分な太陽の光が上から注ぐ事でしょう。昼間はストーヴも要らないくらいだと思います。
居間の東は食堂です。壁は唐松(県産材)

楢材による手作りキッチンセット (アトリエ獏製)
左側収納カウンター、吊り棚とも楢材(アトリエ獏製)

洗面所は脱衣室と一緒になっていますが、総ヒノキ張り、洗面台はたも集成材

居間の北側が廊下で右側が脱衣洗面所、 男の子が3人なので小便器もつけました。 トイレも唐松材
奥の突き当たりにトイレが見えます
もう一度2階へ行って見ます。
子供部屋へ入る入り口、キャットウォーク、ドアは無垢の木製框で下半分に唐松材、 ドアの引き手も楢材の木製、
ロフトへ上る梯子が見えます。
子供部屋 ベランダンダヘ出ると遠く山々が見晴らせます。
2階にもトイレがあるので便利
2階は唐松材を横張りにしてみました
子供部屋の隣の北側の小さな部屋がお父さんの書斎、
小さいけれどこだわりの部屋です。総サワラ張りです。夏は涼しくて落ち着きます。
居間からベランダにお部屋の延長でです。
居間の床は信州産赤松材の無垢です、ベランダは唐松材のデッキ材で
素足で気持ちいので子供達はすぐベランダと居間を出たり入ったり、お父さんはビールを一杯
夕方の日差しがそろそろ入って来ました。
私もそろそろおいとまします。
雪は割合少なくて 東側の玄関とポーチ
07/10/18
あれから四年の月日が流れました。
お子さんたちもすっかり大きくなって、一番下のちびさんも小学校高学年。
お兄ちゃんたちももう高校生と大学生になって、順番に巣立っていきます。