| 小田郡矢掛町域内、五神名地神碑 (笹賀在住Mさん案内)そのⅤ 毎戸から1Km四方に6基が分布 2011/12/15 |
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| ☆2011/12/15 五角形地神碑と呼ぶよりは、五神名地神碑という呼び方がしっくりしているように思える。 今回も井原在住Mさんの案内で、毎戸を皮切りに矢神、江良、日妻、高柳、山手と廻り、計六碑を見ることができた。 地図にプロットすると凡そ1Km四方域内の各小字で地神を祀っていると思われる。今現在では春の社日のみお祀り をしているという話を高柳で聞けた。共通点として、いずれも現役の地神碑で手入れが行き届いていたのが印象的。 |
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| 毎戸、国道486沿い小田駅の東で架線をくぐり北進 |
矢神、岩上神社より田鶴橋への手前 |
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| 毎戸遺跡付近の「地神」 写真右奧が井原鉄道の高架で、国道486号写真で右(南)を 走っている。地神碑の正面が手前(西)天照大神、右廻りに埴 安姫神、稲倉姫神、少彦名神、大己貴神の標準神名を刻む。 地神碑には年号はなく、灯籠の棹部に寛政九年(1797)金比羅 輪番の文字が刻まれている。高架工事で場所の移動があった が地神碑と同じ時期の建立であろう。 毎戸遺跡はs49年に再調査があり、出土した土器に「馬」の文字 が書かれていたことから従来は奈良時代前期の寺院跡とみられ ていたが、小田郡衙もしくは駅里跡ではないかと見られている。 |
矢神地区の石仏・石像ゾーン「地神」と「常夜燈」 浅海から江良にかけて田鶴山に鎮座する村社岩山神社の参 道が延びている。この地神碑は小田川に懸かる田鶴橋の北岸 に祀られている。正面(東)は天照皇大神、埴安媛命、少彦名命 倉稲魂命、大己貴命の五神。基壇も五角形に整えられている。 写真の手前側は車道、よってこの地の石造物はいずれかの場 所から集積されたのだろう。左端に屋根瓦の庇が見えているの は四ツ堂、一間四方の吹き抜け堂。さらに明治十七年建立の光 明真言塔、享保十年(1725)二月建立の念佛供養塔が並んで いる。四ツ堂には七基の石仏が正面の長押棚に祀られていた。 |
| 附近略図:小田郡矢掛町大字浅海字毎戸 |
附近略図:小田郡矢掛町矢神 |
| 江良地区、溜池に面した三叉路の角 |
日妻、天満宮参道の右寄 |
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| 万人講、光明真言塔、梵字付地神碑、献燈石灯 矢神の地神碑からこの場所までは1Km少々か、石灯籠の形 状が非常によく似ている。こちらは記年号なし。ところが地神碑 の形状は端正に加工された矢神の碑とは全く違って、こちらの 碑は一言でいえば粗悪である。内角108°に刻むべき角の大 きさが不揃いなので正五角柱にはなっていない。円柱型碑を除 き不揃面柱碑はここがはじめてである。正面(南)梵字+天照大 神、倉稲神、埴安媛神、少彦名神、大己貴神(全て梵字付)。 基壇石も五角である。プロの石工とは思えぬ出来映えに見えた 光明真言塔は明治十七申年で時期は矢神と一致、但し異字体 |
地神碑の隣に小祠あり、そして石灯籠 この日に見た三基目のほぼ同形の石灯籠である。 五神名は天照皇大神・垣安媛命・倉稲命・少彦名命・大己貴命 の順。埴が垣と誤記されている。碑の向きは南西方向、道路に 併せて天照大神が正面を向いたのであろう。日妻の碑は彫りが 深く石の材質が一番良く見えた。築年が新しいせいかも知れぬ。 傍らに立つ石造物は左から牛供養の万人講碑、自然石に昭和 三年を刻む御大典記念碑、その横に無名碑、そして地神碑、家 型小祠、石灯籠と合計六基の石造群である。道路を隔てた南側 に天満宮が鎮座、石灯籠はその社の導燈かもしれぬ。 |
| 附近略図:小田郡矢掛町江良 |
附近略図:小田郡矢掛町日妻 |
| 高柳、(下)正一位稲荷大明神境内 |
山手、岩山神社参道の2Km下る西側 |
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| 石灯籠なき「梵字付き五神名地神碑」 同じタイプの同じ規模の鳥居が二基、向き合って立っていた。 扁額には両宮とも正一位稲荷大明神の文字が刻まれている。 畑仕事の女性に聞けば、かみ稲荷さんとしも稲荷さん、道路の 南が上手になるようだ。この地神碑は下手の稲荷社境内鎮座 両宮とも大樹が茂って村を護る鎮守社の風格が備わっていた。 正面(南)は梵字+天照大神、他すべての神に梵字あり。 この碑の特徴は天照大神が北面を背負っていること。梵字が書 かれているのは阿部山麓から金光にかけての修験道修行の山 伏たちの影響であろうか。梵字付は矢掛地神碑の特徴である。 |
田鶴橋への参道両側に石灯籠、こちらも梵字地神碑 秋の岩山神社の祭礼にはこの参道の石灯籠が灯されると聞く 地神碑は西側の石灯籠の脇に立っている。周囲はご覧のとお 田圃、正面(東)には梵字+天照皇大神、右廻りに埴安姫神、 稲倉姫神、少彦名神、大己貴神、いずれも梵字を冠している。 この田鶴橋に続く農道が岩山神社の参道であれば矢神の碑と この碑は共通であると思えるが、左にあらず。梵字の有無は決 定的な相違となる。小田川の南側の三基には梵字が刻まれて いる点と岩山神社と地神信仰とは無関係であることの証しであ ろう。よって石灯籠とは偶々の隣合った関係と思われる。 |
| 附近略図:小田郡矢掛町高柳 |
附近略図:小田郡矢掛町山手 |