小平井「立石神社」の備中神楽
毎年6月の最後の週の日曜日、元日からの半年の穢れを祓うため
備中神楽は文化文政(1804-1830年)のころ、成羽の国学者で神官だった西林国橋が古事記、日本書紀の日本誕生にまつわる神話の中から
「天の岩戸開き」「大国主命の国ゆずり」「素戔鳴命の大蛇退治」の三編を選び劇化し、バラエティーに富んだ芸能性の高い民族芸能に仕上げたもの。
その構成は、神事を中心とした「神事舞」と神話を基に劇風に創作された「神能」に大きく分けられる。
榊舞(さかきのまい)から猿田彦舞(さるたひこのまい)までが神事であり、祭典の延長として神殿を清め八百万の神々を勧請し豊作に対する感謝と
家内安全、世界平和などを析念する。
↓引用サイト⇒「備中神楽のお話」http://www.h3.dion.ne.jp/~m.oku/kagura14.htm
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榊
舞
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神事舞 その1
神楽の始めにあたり、 神殿(こうどの)、神職、神楽太夫、氏子、その他いっさいを清めるために舞う。 鈴の舞、綾笠の舞、榊の舞を順次舞う。
千早(ちばや)に烏帽子をつけた舞手が、鈴の舞、綾笠の舞、榊の舞を順次舞う。
舞は、巫舞(かんなぎまい)と呼ばれる古来からあった神事舞である。
本来は、神職が担当すべきであるが、神楽太夫が舞うことが多い。
全国に分布する「巫女舞(みこまい)」であり、神事色の強い社家神楽系の色合いを持つ。
扇と鈴を持って、神前で祈祷の為に舞い、神がかる前の清めの舞である。
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榊舞は神楽場や奉仕する人々を清める舞である。 |
導
き
の
舞 |
神事舞 その2
猿田彦の命の由来を説明する舞。
素面、羽織、袴、御幣と扇子の一人舞い。
天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫神の「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」が、天孫降臨の時に天の分岐路に立って、一行を先導した猿田彦命の由来を説明する舞。 この舞は、神楽舞の基本となる。 備中神楽には、ゆったりと荘厳な命舞、軽やかで流麗な姫舞、激しく勇壮な荒舞など幾つかの舞の形があるが、それらを総称して曲舞という。 それらの舞は、いずれもこの導き舞を基に神格にあわせて脚色されている
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「導く」「道引き」といって天孫隆臨の時に天の浮橋に立って、先払いをしながら瓊々杵尊の一行を先導する神の舞であり、猿田彦命の舞の前に舞われる。 |
猿
田
彦
命
舞
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神事舞 その3
猿田彦命は、天照大神(あまてらすおおみかみ)の孫神の
「瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)」が、
葦原中津国に天下る途中、先導した神である。
日本書記によると、鼻が長く目が赤くホオズキのように輝いているという。 備中神楽では、この神は先払いの神として、神楽の初めの部分で舞われる。赤地に金銀を配色した鎧と鼻の高い面、白いシャグマ(馬の毛で作った頭髪)をかぶり、腰に刀をさし、両手に扇子をもって軽快に舞い出る。
扇子の舞、剣の舞、長刀の舞と力強く勇壮な荒舞である。
猿田彦命(さるだひこのみこと) 災七難怨敵退散、悪魔降伏、疾病消除、天下泰平、国家安息を祈念する神。扇子と剣を自在に操り、激しく、軽快な舞が見所です。 太陽神として、信仰があり、日の出、日の入りの太陽の色を表すとも言われる。 サルダは、神稲の田、ヒコは男の意味がある。また、琉球語のサルダ(先導の意味)が変化したとも言われている。 物語では、天孫降臨(てんそんこうりん)に際して、天のヤチマタ(多くに道への分岐点)にたって皇孫(すめみま)の一行を迎え、道案内をした神。
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いにしえに天孫降臨の際に天の浮橋に立ち邪魔者を払いのけながら先導した故事にちなんで開運、交通安全などを祈願して舞うものである。 古くから行われている神事舞の一つとしてきわめて勇壮華麗な舞である。 |
天
岩
戸
開
き |
神 能 その1
天照大神(あまてらすおおみかみ)の弟神(おとみこ)、素戔嗚(すさのお)の尊(みこと)の再三にわたる悪業に怒った天照大神は、ついに天の岩戸を閉して隠れてしまった。 そのために、国中は常闇となり昼夜の境目もなくなってしまった。
そこで八十万神(やそよろずのかみ)たちが、天安河辺(あめのやすのかわら)に集まって、大御神のご機嫌をとりもつ相談をする。
その第一幕
天の浮橋踏み鳴らし 常夜の雲ぞ久しかるらん
天津神(あまつかみ)天の岩屋に閉じ籠り 世は暗闇となるぞ悲しき
天児屋(あめのこやね)の命(みこと)と天太玉(あめのふとだま)の命の 両神が舞い出して、思兼(おもいかね)の命を呼んで岩戸を開く方策を謀らせる。
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太玉の命・児屋根の命 八百万の神々の代表
思兼命 頭の良い知恵の神様
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天
岩
戸
開
き |
その第二幕
その計略に基づいて天鈿女(あめのうずめ)の命が華麗に舞い遊び、
両神は岩戸に向かって祝詞(のりと)を奏上する。
天照らす大御神すらちはやぶる 神のすさびもかしこみましき
手力雄(たぢからを)の命が登場し、
太鼓たたきを相手に滑稽な仕草を交えて岩戸掛かりの準備が始まる。
その後、手力雄の命が一言 「まずは、岩戸のそのはじめ、隠れし神を出ださんとて、 八百(やお)や万(よろず)の神遊び、これぞ神楽のはじめなり」 めでたく岩戸を開けて天照大神の顕現(けんげん)を促す。
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天鈿女(あめのうずめ) 踊りのうまい女神
手力男命 日本一の力持ち 天照皇大神 岩戸開きの主人公 |
| 004 |
この後、午後から「国譲り」「素戔鳴命の大蛇退治」と神能が続けられたと思う。客席も埋まってきて、午前中で退散した。 |
| No. |
公園ガイド |
内容 Contents |
| 001 |
神楽太夫と呼ばれる鳥越宮司の説明 |
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天太玉命は裕福な神、天児屋根命はあまり裕福でない神、むかしは説明をおこなっていたがある筋から貧富差を連想させると最近ではしない。
天思兼命は家の上棟式、船の進水式等に御札を奉納する。一円玉の裏面に描かれた「小賀玉の樹」の葉っぱの話等、薀蓄ある広範囲な神道
の解説と今日の奉納神楽のあらすじ説明があった。台詞からの筋がき展開は聴き取りは難解だとうとおもう。
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| 002 |
天太玉命と天児屋根命が神々の代表として舞う |
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二本の笹の樹に吊るされた紐で三重になった幕が色々な状況を演出している。
舞台と客席を仕切る幕、岩戸になったり登場人物が隠れたりする中間の幕ともう一枚奥にある幕の向こう側で衣装替えをおこなってる。
観客席は開始したときほとんどが空席だったが、時間経過とともに増えてきた。神楽舞台はもともとがこのような狭い空間でおこなわれ
るなとおもったのは4人の猿田彦命が剣を抜き踊るスペースが最大必要面積で、接触もなくちょうどの間合いで収まっていたから。
なお、交代ででてくる踊り手のみなさんは総勢10人くらいだろうか。けっこう若い方が目についた。
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| 003 |
天鈿女の軽やかな舞
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| 004 |
天照らす大御神すらちはやぶる 神のすさびもかしこみましき
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| 天の岩戸が開き岩戸開きの主人公である天照皇大神が現れて神楽はおわる。 |
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2008/06/29 |

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