| 井原市域、木之子〜荏原道・惣谷の地神さま 稲木川の北岸道路沿い、三輪崎城阯登城口 訪問:2010/08/24 |
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| 五角形地神碑「ジジンサマ」の近隣分布状況について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ☆木之子町惣谷の五角柱地神碑 この碑が井原で最初に気付いた五角柱型地神碑である。 『井原市史・民俗編』によると、高さ73cn、面幅17cm、基壇の数はご覧のとおり四段でうち二段は五角形に加工されている。 正面の神名は天照大神五穀成就、大己貴命、少彦名命、埴安媛命、倉稲魂命の基本形五神名である。 おなじ木之子地区にある五角柱碑はこの県道を小田川に向かって数百メートル走った左側に立っている。⇒リストHereClick 『岡山の地神様』by 正富博行氏著より引用 地神様(分布図は右写真上・中段参照のこと) 石柱の五面に刻まれる神々の名前は次ぎの五神が基本となっているが、地域によっては入れ替わり神あり。 天照大神(五穀の祖神)、倉稲魂命(うがのみたまのみこと:稲の霊)、埴安媛命(はにやすひめ:土地の神) 大己貴命(おおむなち:農耕神)、 少彦名命(すくなひこな:国土造成・農耕・大己貴命と一対) 岡山県南部一帯の分布は西から東へ井原市、芳井町、美星町、矢掛町、総社市、岡山市南部。 その建立時期は江戸中期から明治中期にかけて、岡山県下南部に広がったと見られるが詳細事情は古文書等の文献史料は発見されず詳細は 不明。しかしながら、創立記年のある古い碑は天明・宝暦(1781-1789,1751-1764)年間以降であり、天明饑饉による農業へのダメージを受けた後、 荒廃した農村の復興気運と重なってくるのかもしれない。で誰が建てたのかという明快な証拠となる資料はないが、各村々の庄屋層あるいは宗教 者を含む知識層を主体とする精神運動が展開された結果であると思われる。また、この碑の呼称は「ジジンサマ」というのが一般的のようだ。 (古くからと土地の神の呼称はジガミ、ジノカミ、ジヌシサマなどと呼ばれてきた。) 社日さん(出雲ではシャニチと呼ばれている)写真右下段 社日 雑節の一で、春分・秋分に最も近い前後の戊の日。社とは中国で土地の守護神、または部族の守護神、その祭祀のことをいったから、社日 とは社の祭を営む日のことである。中国では社の祭は時代や地域によって一様でないが、唐代には立春と立秋後の第五の戊の日をあてたという。 『荊楚歳時記』の一本には、秋分の日に牲をもって社をまつり、仲春の月よりも盛大に祝って、翌年の豊凶をも占ったという。日本の社日はこの中国 から伝来したものであるが、稲作が開始される春と、収穫を迎える秋とに祭る田の神の信仰を基礎に受容したものであろう。 現在の習俗でも、春秋の社日には仕事を休み、土をいじらないなどと伝えている。そして東九州や北九州、中部地方などでは、社日様は田の神また は作神様といい、この両季に田の神と山の神の去来信仰と同様の伝承をもっている。 −『神道辭典』− 埴安媛命は、伊邪那美が火の神迦具土を生んで、陰所を焼き苦しんで尿をした、その尿から化身した神で、水の神が弥都波能売(貴船の神)、土の 神が埴安媛命だ。 「米子ではこの日、地祭といって灘に出て潮水と浜砂を社日さんに供えて五穀豊じょうを祈願していました。 その社日さんの五角形石塔が旗ヶ崎や青木神社や粟嶋神社などに残っています。」http://www.yonago-city.jp/minwa/minwa059.htm 井原〜笠岡の近隣地域にある五角形の「地神様」(実地確認済のみ掲載) h22/08/24現
この奇妙な形の石造碑に最初に気付いたのは笠岡大″ッ神社境内の地神碑だった。五角形=五穀豊穣という図式から天照大神と大己貴命が 他の神々たちが祭神に祀られているとのことであるが、役小角を祖とする修験道者たちがこの碑を建てる推進者であったという説もあるようだ。 地域によっては修験道霊場が近くにある場所もあり、神社境内もあり、路傍の碑として建つ碑もある。目的は五穀豊穣祈願と明確だが誰が何時、 建立したのか?という時代背景もはっきりとは解っていないようだ。 ☆三輪崎城址への登城口脇 2010/08/24 この日の訪問は馬越恭平の生家とその先祖が四国伊予国から移り住んだとされる三輪崎城が目的だった ⇒ ClickHere 位置図: 井原市木之子惣谷 |