| 井笠市出部・笹賀地区の地神柱5基 (上出部在住Mさんの案内で訪問) 共通項は移設後の場所なのか? 2011/02/03 |
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| ☆2011/02/03 この日は裏日本一帯に豪雪をもたらした-36℃の寒気団が東へ移動して気温が上昇。ぽかぽか陽気の無風のお天気 で散策にはもってこいのコンディションだった。(霧島の新燃岳は6度を超える爆発、遠くエジプトではムバラク退陣のデモ があって、けっして平和とは云えない情勢である。⇒この項余計) Mさんはご先祖のお名前が江戸時代の村絵図にも載る出部の旧家、そのため実に効率よく各地まで最短時間で案内をし ていただいた。平素の地図と聴き取りで自分で探し歩き手法に較べるとわれわれ総勢5名のメンバーは実に幸運だった。 ぐる〜と廻って発見した碑は全部で五基、すべて「天照大神・大己貴命・少彦名命・埴安媛命・蒼稲魂命」の五神、方位に 関しては統一されていなかった。また石灯籠と併設が一箇所、二基併設が一箇所であった。 |
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七日市町「武速神社」境内、五神名は標準形 |
「岩山神社」参道脇の東隣 |
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| 玉垣の後ろの道路が南北方向道路 武速神社は長保3年(1001)、悪疫流行の際、神社南東部の神 輿山(みこしやま)に創建し、永徳2年(1382)、現在地に遷座した とされる。領主一橋家の祈願所として栄え古くは祇園社、牛頭天 王社などと呼ばれていたが、明治3年に現在の社名に改められ た。当社は七日市のみならず上出部の氏神さまとして氏子も多い とうかがった。 武速神社 ⇒ ClickHere 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 五角柱地神碑は自然石の上に八角形の台座があり「氏子中」 「大正三年十一月建立」と刻まれている。 |
岩山神社の参道の石段の上り口脇に二基併設 岩山神社は吉備津神社境内の巌山宮の分霊を奉祀し、岩山 大明神と称したのが始まりと云われ、祭神は吉備之中山地主 神(きびのなかやまとこぬしのかみ)で創建年は不詳。文永二年 (1265)再建の棟札が発見されており明治元年に岩山神社と改 名した。(出部公民館刊「わがまち出部」より) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 時代も風貌も、お立ちの方角も異なる二基の五角柱地神碑が 併設されている。笠岡吉浜地区でみられる碑にくらべると一回り サイズが大きめになっている。 |
| 附近略図:井原市七日市町武速神社境内 |
附近略図:井原市上出部町岩山神社参道脇 |
笹賀町川附公開堂前の三叉路の辻 |
笹賀町花木の出部道との交叉部の南西隅 |
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| 出部と笹賀とは明治以前には国道313号を境に南北に分かれて 隣あった村だった。さらに笹賀村の内には敷名村という別村が飛 地として入り込んでいた。寺領150石を有した真言宗南斗山金鴫 寺(かなしきじ)の所領である。ただ、敷名村の正確な村境はは っきりと判っていないようだ。この碑の近くにお住まいの鳥越さん のお宅を訪ねて、代々当家に伝わる文政八年(1825)に書かれた 「笹賀村・鋪名村繪図」の原画を見せていただいた。 現物は襖絵で裏側には菊の文様と奉祝と墨書があり、かなり傷み が激しくて下張りの紙に別の文字が透けてみえていた。 この繪図は当時の笹賀村と鋪名村の住宅地図のようなもので、 幅が1,5m 高さ0.6mほどの彩色画である。田の区画や住居も精密 に書き込まれており、地神碑すぐ北隣にある小祠「寶大神」は掲載 されていたものの、この地神碑は書かれていなかった。 よって、この碑の創建は文政八年以後かもしくはその時期以降に 移設されて来たと思われる。この碑も年二回の社日にはお祀りが あり、現役であると伺った。 |
笹賀町にはこの井原地区の名刹のひとつに数えられる「金鋪寺 」(かなしくじ)がある。『わがまち出部』によると、天平九年(737) 聖武天皇の命により行基建立の寺とされる。当時は七堂伽藍・僧 院十二房をもつ寺領150石を持つ大きな寺だった。その後、播磨国 守護赤松則村が暦應三年(1340)に再建、その後も五度の再建が 行われたものの江戸時代には火災などで六坊に縮小された。 明治初年まで会陽のはだか祭で真木を奪いあう祭事があった。 明治になり金鋪寺は無住となったが、六坊で保護する方針となって 明治14年に金鋪寺本堂が改築された。明治23年に五坊が合併して 金敷寺となり、残り1坊の仁王坊は独立して金鴫寺となった。 仁王門には平安時代の制作とされる木造寄木造の阿吽像がある。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 五角柱地神碑の建つ交叉部は上出部への幹道である。 道標でもないこの碑がこの場所に元からあったとも思えないのは、 他の碑と同様の理由による。字名が花木というのは門前町特有の 花祭りを連想させる命名である。 |
| 附近略図:井原市笹賀町川附 |
附近略図:井原市笹賀町花木 |