このコーナーでは、インターネット・ムービー・データベース(IMDb)での、映画のオリジナル・サイズ(縦横比=アスペクト比)の調べ方について説明します。すでにご存知の方もたくさんおられると思いますが、御参考までに。

 まず、オリジナル・サイズを調べたい映画を英語原題で検索します。すると、作品ごとに左下の方に“Overview”とか“Awards&Reviews”などの項目の下に“Other Info”という項目があります。そこの“Technical Specs”をクリックしてみてください(ただし、すべての作品ですべての項目を網羅しているわけではありません。文字が青色の場合に限ります)。英語での原題がわからない場合は、「全洋画ON LINE」で日本語検索するとIMDbのページにリンクされていますので、こちらから行ってみてください。

インターネット・ムービーデータベース(IMDb)

全洋画ON LINE

すると、次のような項目が出てきます。

●Film negative format (mm/video inches)
 これは「ネガ」のサイズを示します。通常、劇場公開映画は35 mmです。70mm映画の場合、撮影には65mmフィルムを使用します。

●Cinematographic process
 これは「撮影・映写方式」を示します。1950年代半ば〜1970年代までは、シネマスコープ、ビスタビジョン、パナビジョン、テク二スコープ、メトロスコープ、テクニラマ、ディアリ・スコープ、フランスコープなど様々な方式がありましたが、現在ではスコープ方式ではパナビジョン(アナモフィック・レンズを使用)またはスーパー35方式、ビスタ・サイズ方式では(撮影はスタンダード)上映時のマスキング方式が主流となっています。
 パナビジョンでスコープサイズの場合にはPanavision(anamorphic)、ビスタ・サイズ(撮影時または上映時のマスキング)の場合はSpherical となっています。

●Printed film format
 これは上映用プリント(=「ポジ」)のフォーマットです。
 通常、劇場公開映画は35 mmまたは70mmです。70mm映画の場合でも、70mmで上映する設備がない劇場には、35mmに縮小プリントして渡します。逆に、35mmフィルムの質の向上に伴い、35mmの映画を70mmプリントにブローアップ(拡大焼付)して上映されることもあります。

●Aspect ratio
 これがアスペクト比(縦横比)=スクリーン・サイズ(劇場公開時)です。
 スコープ・サイズの場合、「2.35×1」となってます。
 純正ビスタビジョンの場合、『O.K.牧場の決闘』などは「1.96×1(ネガ)」となっています(プリント段階で1.85×1にトリミングする)。
 現在主流のビスタ・サイズでも、撮影画面はスタンダード・サイズで、上映時にマスクをかける場合(マスキング・ビスタ/擬似ワイド/にせビスタ)は、オリジナルのネガはスタンダード・サイズなので、
 1.37 ×1 (negative ratio)
 1.85 ×1 (intended ratio)
 となってます。

 撮影時にすでにマスクをかけて撮影されたものは、「1.85×1」としか記されていません。つまり、撮影段階(ネガ)での画面比率も1.85×1ということです。しかし、これも“マスキング・ビスタ(擬似ワイド/にせビスタ)”の作品でも「1.85×1」としか書かれていないものもあるので、一概には言えませんが。

※注:いろいろ見てみると、Aspect ratio に関しては、どうも怪しいものも少なからずありましたので、
   100%信用して良いものかどうかはわかりません。この点、あしからずご了承下さい。


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