「お気に入りのあの映画のオリジナル・サイズは?」と思った時に確認する際の参考にしていただければ幸いです(必ずオープニングまたはエンディングにクレジットされているはずですので)。また、インターネット・ムービーデータベース(IMDb)でも調べることができます(→IMDbによるオリジナル・サイズの調べ方を参照)。

 '60年代に入ると、とくに下記の名称がクレジットされていなければ、その映画はビスタサイズ(1.66×1〜1.85×1)です('60年代初めの頃は、モノクロ作品の場合はスタンダードが多い)。

 また、1970年代半ば以降に主流となる次の2つの場合は、実際に劇場版を観てみないとオリジナル・サイズ(ビスタかスコープか)はわかりませんので、御注意を!
(1)FILMED WITH PANAVISION CAMERA & LENSES
(2)LENSES AND PANAFLEX CAMERA BY PANAVISION

FILMED IN PANAVISION とあればスコープサイズとみてほぼ間違いないのだが、最近ではこの表記であってもビスタサイズの作品もあり、“FILMED IN PANAVISION=スコープサイズ”とは一概には言えなくなっている(『マディソン郡の橋』『真夜中のサバナ』はビスタサイズだった)。

撮影方式の名称(スクリーンサイズの種類)とアスペクト比等を列挙していきます。


名   称
アスペクト比
フィルム
備考(作品例ほか)
Actionscope 2.35×1 35mm (日本)東映スコープ(=Cinepanormique)
Agascope 2.35×1 35mm (スウェーデン/ノルウェイ)
Arriscope 2.35×1 35mm Arriflex社製のカメラ・レンズを使用
ArriVision 2.35×1 35mm 3-D方式
Cinepanormique 2.35×1 35mm (フランス)『水色の夜会服』
CinemaScope 2.35×1 35mm (初期の作品には2.66×1、2.55×1のものあり)『聖衣』
CinemaScope55 2.35×1 55mm 『王様と私』
Cinemiracle 2.6×1〜2.88×1 35mm×3 『大西洋二万哩』
Cinerama 2.6×1〜2.88×1 35mm×3 『これがシネラマだ』『世界の七不思議』
Cinescope 2.35×1 35mm (イタリア)
Cinetotalscope 2.35×1 35mm (イタリア)『カルタゴの女奴隷』
Clairmont-Scope 2.35×1 35mm Clairmont社製のカメラ・レンズを使用
Cromoscope 2.35×1 35mm (イタリア/=Techniscope)
Daieiscope 2.35×1 35mm (日本)大映スコープ(=Scanoscope)
Dimension150 2.2×1 70mm 70mm上映方式
Dimensionscope 2.35×1 35mm 3-D方式
Duo-Vision 2.35×1 35mm  
Dyaliscope 2.35×1 35mm (フランス)『地下室のメロディー』
Euroscope 2.35×1 35mm 『続・さすらいの一匹狼』
Franscope 2.35×1 35mm (フランス)『ファントマ』シリーズ
Grandeur 2.2×1 70mm 初期の70mm上映方式
Grandscope 2.35×1 35mm (日本)
Hammerscope 2.35×1 35mm (イギリス)
J-D-C Scope 2.35×1 35mm 『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』
Kinerama 2.6×1〜2.88×1 35mm×3 (=Kinopanorama)『大いなる楽園』
Kinoscope 2.35×1 35mm (旧ソ連)『ドン・キホーテ』
Megascope 2.35×1 35mm (イギリス)『シンドバッド七回目の航海』
MetroscoPe 1.66×1〜2×1 35mm 『特攻大作戦』(ネガまたはマスターポジの天地に黒マスクをかけてプリント)
MGM Camera 65 2.75×1 70mm (=ウルトラ・パナビジョン)『ベン・ハー』
Natural Vision 2×1 approx. 63.5mm  
Naturama 2.35×1 35mm (Republic studios)『リスボン』
NikkatsuScope 2.35×1 35mm (日本)日活スコープ(=Dyaliscope)
Panascope 2×1 35mm 『河は呼んでる』
Panavision 2.35×1 35mm (1971年以降は2.4×1)現在主流のスコープ方式
Panavision Super70 2.2×1 70mm 70mm上映方式
Panoramic(a) 1.85×1〜2.35×1 35mm (イタリア)
Part Widescreen 1.85×1→2.35×1 35mm

『モンタナの風に抱かれて』

『ヤマトよ永遠に』(=ワープディメンション方式)

Regalscope 2.35×1 35mm  
RKO-Scope 2.35×1 35mm (=SuperScope235)『赤い矢』
Scanoscope 2.35×1 35mm  
Shawscope 2.35×1 35mm (香港)
Sovscope/Sovscope 70 2.35×1 35/70mm (旧ソ連)
Space-Vision 2.35×1   3-D方式
Spectrascope 2.35×1 35mm  
StereoScope 2.35×1   3-D方式
SuperCinescope 2.35×1 35mm (イタリア)『ジーグフリード』
Superrama 2.35×1 35mm (=スーパー35)
Superpanorama 70 2.2×1 70mm (70mm上映方式)『黒いチューリップ』
Super Panavision 70 2.2×1(70mm)
2.35×1(35mm)
35/70mm 70mm上映方式)『マッケンナの黄金』
SuperScope 2×1 35mm 『ヴェラクルス』『黄金の銃座』『海底の黄金』
SuperScope235 2.35×1 35mm スーパー35の原型
Super Technirama 70 2.2×1 70mm 70mm上映方式)『スパルタカス』『カルタゴ』
Super Techniscope 2.35×1 35mm (=スーパー35)
Super35 2.35×1 35mm 『タイタニック』『ブラック・レイン』
SuperTotalscope 2.35×1 35mm (イタリア)『ポンペイ最後の日』
System35 2.35×1 35mm (=スーパー35)
Technirama 2.35×1 35mm 『大いなる西部』『夜の道』『ヴァイキング』
Techniscope 2.35×1 35mm 『荒野の用心棒』『夕陽のガンマン』
Technivision 1.66×1 35mm 『続・荒野の用心棒』
Technostampa 2.35×1 35mm 『続・荒野の1ドル銀貨』
Technovision 2.35×1 35mm 『レオン』『TAXi』『タンゴ』
Todd-AO 2.2×1 70mm 70mm上映方式)『アラモ』『オクラホマ!』
Todd-AO 35 2.35×1 35mm 『ゲッタウェイ』『スカイ・ライダーズ』
Toeiscope 2.35×1 35mm (日本)東映スコープ(=Cinepanormique)
Tohoscope 2.35×1 35mm (日本)東宝スコープ
Toho Pan Scope 2.35×1 35mm 東宝パンスコープ(日本)『大怪獣バラン』
Totalscope 2.35×1 35mm (伊/仏)『荒野の1ドル銀貨』『甘い生活』
Totalvision 2.35×1 35mm 『明日なき愛情』
2.35 Research PLC 2.35×1 35mm 『エビータ』
Ultra Panavision 70 2.76×1 70mm 70mm上映方式)『戦艦バウンティ』
Ultrascope 2.35×1 35mm (ドイツ)『拳銃のバラード』『最後の楽園』
Vistarama 2.35×1 35mm  
Vistascope 2.35×1 35mm  
VistaVision 1.66×1〜1.85×1 35mm 『十戒』『めまい』『北北西に進路をとれ』
WarnerScope 2.35×1 35mm 『大荒原』
Warwickscope 2.35×1 35mm (イギリス)


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