
ビデオ鑑賞全盛の現代の要請に応えて登場した方式。最近の大作・話題作に多く用いられている。劇場公開時のアスペクト比は1×2.35。ジェームズ・キャメロン監督のお気に入り。撮影はスタンダード・サイズで行われるものの、普通のスタンダード・サイズと異なり、35mmフィルムをフルフレームで使う(サウンドトラック部分まで使って撮影できるカメラを使用)。上映用には、撮影したスタンダードサイズの素材の上下をトリミングし、左右をアナモレンズで圧縮してスコープサイズのプリントを作成。また、テレビ・ビデオ用には、素材の上下左右をトリミングして、ビデオ・マスターを作成します。
[作品]『ターミネーター2』『ブラックレイン』『タイタニック』『エアフォース・ワン』など
| <スーパー35方式を使った映画−『ターミネーター2』より> | ||
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| <劇場公開サイズ> | <撮影画面> | <テレビ・ビデオ用サイズ> |
スーパー35方式の場合、どれをもって「オリジナル・サイズ」とするかは明確ではありません(個人的には、やはり劇場上映サイズがオリジナルと考えますが)。
また、スーパー35方式の場合、ビデオ・DVD化するにあたって、どのサイズまたはアスペクト比のマスターを作成するか(ビスタにするか、スコープにするか)は、権利元の意向によるのだそうです。ユニバーサルやパラマウント、ワーナーなどメジャー系の会社のソフトは基本的には日本国内盤と北米盤は同じ仕様のものがほとんどです。これに対して日本ヘラルド映画など日本国内のメーカーが独自に権利を持つ作品は日本側で仕様を決められるようです。日本発売盤と北米盤とでサイズや仕様が異なるのもこのためだと思われます(北米盤はスコープなのに日本盤はビスタ収録など)。
シネマスコープなりテクニスコープのように元々ワイドで撮影された画面は、“広がりと奥行き”を感じますが、スーパー35方式のスコープ・サイズは、横長のワイド感よりも、何か単に“平ベったいだけ”という印象を受けます。
ワイドテレビが普及し始め、またBSデジタル放送がワイド放送を基本とすることなど時代がワイドに急速に移ってきている今日、あくまで個人的な見解ですが、この“スーパー35方式”は見直す時期にきているのではないでしょうか。
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