温泉街の魔窟


大型連休に群馬県の温泉街でぷらりと訪れた廃墟さんです。



この辺りには斜面を利用して建った木造5階建ての建物もあります。
ホントはそれを一目見に来たのですが近くに廃墟があったのです。
美しさとは無縁の外観ですが、複雑な構造が面白そうです。



入口が開いていたのでぷらりと入ってみます。



外からの印象以上に内部は傷みが進行しています。



油断してたので一瞬ザワザワしましたが
死体など転がってない普通の廃墟の客室。



浴場は、旅館と民宿を足して割ったようなグレード。



泊まった人の残念感に思いを馳せる。



普通の廃墟だなと思って見ていたのですが
この階段を下りる時に、笑撃が待っていました。



この狭い階段は、踊場で黒百合風呂(家族風呂)へと、
そして階下の大広間へと続くのです。



せっまい階段の狭い踊り場から外開きのドアを開くと
そこには座敷牢のような家族風呂が。
これには笑ってしまいました。文字通り、はははっ!!と。



よく見ると壁画に黒百合が。
現役の時に浴槽に浸かりながら眺めると
嘘はついてないので段々と怒ってはいけない気持ちになりそうです。



この階段は行き来する人も常にディフェンスを考えておかないといけません。



大広間、ステージの広さに比べると奥行きが広くて収容人数が多い。



賑やかだった頃が・・想像できない。



ステージの隣には隠し階段が存在しました。
この穴は後で知ったのですが、知り合いの広島の廃墟マニアが踏み抜いたもの。
遠い群馬の鄙びた観光地の廃旅館で痕跡と出会うとは何の因縁でしょうか。



レトロモダンな雰囲気の階段を下りると喫茶店だったと思われるフロアにつながりました。



ここだけなんとかアンダーグラウンドなカフェといえば誤魔化せそう。



お邪魔しました。
誠に失礼ながら廃墟そのものを見て、笑ったのはこれが初めてです。
このような法律的にも客目線からも間違った建物に出会うとタイムスリップした感覚になります。

(H26年4月訪)
(H26年5月載)

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