五日目  熱海〜横浜



この日は大井松田市のトーヨーボールと厚木市の恵心病院を探索した。
先ずはこの二つの物件を簡単に説明する。

戦後最大の乗っ取り屋と呼ばれた横井英樹と一族が興した観光事業
ボウリング場やホテル運営は経営破綻の後、各地にその残骸を残した。
特に廃墟や心霊マニアの間で有名な巨大廃墟名古屋トーヨーボールは
アスベスト問題を長い間抱え放置さていたが2008年頃に解体されてしまった。
私は名古屋トーヨーボールや船原ホテルなど有名廃墟の探訪に間に合わなかった。
この2000年代の廃墟ブームを図らずも支えた横井一族の
いまや数少なくなった負の遺産が今回訪れた大井松田トーヨーボールだ。

そして厚木恵心病院については説明不要のビッグネームだろう。
こちらは昭和54年開業、昭和62年山際病院に名称変更、平成5年休業。
平成7年に恵心病院と名称変更したが平成15年に廃業。
平成11年頃から建物内での不法侵入、強盗、火災、自殺などがあったようだ。
心霊スポットとしてテレビでも取り上げられた事で拍車がかかり
肝試しや落書・破壊行為で訪れる若者が後を絶たなかった。

という訳でどちらの廃墟もその背景はそそられるものだが
正直いってこの日はこの旅の行程の中で一番つまらない一日となった。
何故なら廃墟自体が荒れ果てており見応えがなかったからだ。

そして都会へと進む道のりは明らかにそれまでの長閑なものと異なっていた。
日中の交通量が多い国道で30半ばのおっさんが堂々と・・
サバイバルとはこういう事をいうのだろう。




大井松田トーヨーボール


大井町の国道沿いに時代が昭和のまま止まったような建物が現れる。




それは周辺環境が整備されているだけに一際目立つ存在だった。





ここはドキュンな人達のたまり場となり日夜近隣住民を困らせているようだ。





それにしても昭和なデザインの外観と荒廃感が素晴らしい。
実際に見所はこの外観だけだった。





1階はパチンコ屋になっている。





どうやら解体途中になっているようだ。





残念ながらこんな写真しか撮れない。





ちょっとゴージャスなシャンデリアがありました。





ここは暗くて空気が悪い。正面へ戻り速やかに2階へと急ぐ。





2階ボウリング場、ここもほぼ撤去されていた。
当時の物としてはシューズなどあったが暗い為にブレた写真しかない。





フロアの隅から撮影、とにかく何もないだだっ広い空間。





お手洗い。




やる気でやりましょう・・。





終り。実は3階も見たかったのだが正面からは難しかったと思う。
写真にある建物裏側の階段からも考えたが住宅街が隣接している為止めた。
きっと2階と同じようにボウリング場フロアでほぼ撤去された状態ではないだろうか。

今回当サイトで扱うのとたまたま時期が重なったが2010年4月にこのトーヨーボールも
ついにスーパーヤオマサ(本社:小田原市)に売却されて解体される事が決定した。
しかし2010年5月22日に解体工事に伴い基準値の4倍濃度のアスベストが検出され
県より工事中止の指示が出た。
そもそもここで載せた写真を見ての通り解体に向けて一時は着工しつつも
中断していた様子だが詳しい事情は分からない。
アスベスト問題は今に始まった事とも思えず又再度中断したような状況にもみえるが
経済的な状況さえ整えば撤去されるのも時間の問題かもしれない。




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