ASIO-Guardの負荷具合を確認してみる。  表紙に戻る
  Cubase Pro 8 TrialのASIO-Guard 2はどんな感じ?

いんとろ

Cubaseでは7から搭載されたASIO-Guardだが、私的には対応するプラグインや機会が少なく、ほとんど恩恵を受けた実感がない。
それがCubase 8ではASIO-Guard 2となり、これまで非対応だったプラグインにも対応するとのこと。
どんな具合か気になっていたところでCubase Pro 8 Trialが公開されたので頂戴して確認してみる。

実験方法

・Cubaseは64bit版な7.5.40(ASIO-Guard)と8.0.10(ASIO-Guard 2)を用意。
・負荷の重いプロジェクトを読み込んで、停止時と再生時の負荷をVSTパフォーマンスメーターで見る。
・オーディオインターフェース(E-MU 1820)のバッファ設定は5ms、10ms、20msの3種類で確認。
・ASIO-Guardは有効のみ確認し、ASIO-Guard 2の設定は無効、low、normal、highの4種類で確認。

このプロジェクトはIndependence Pro(13パート)、Pianoteqが3台、3つのオーディオトラックを使用し、32bit版なCubase 7.5.30で作業開始したもの。
重くなったせいか途中で開けなくなり、PCのRAMを4GBから8GBに変更し、64bit版のCubase 7.5.40に移行。
普段は5msなE-MU 1820の設定も、途中から20msにして作業を続けた。

VSTパフォーマンスメーターはうねうね動くので詳細な比較には不向きだが、他に手軽な手段が思いつかないのよね。
特にバッファ設定が小さいと動きが激しくなるので、最大値付近を狙った画像を保存を心掛ける。

使用PCはAthII X4 mkII機で、↓

・CPU:AMD Athlon II X4 630 Box(2.8GHz、L2 512KB*4、TDP 95W)
・M/B:ASRock M3A785GMH/128M(AMD 785G)
・RAM:ADATA AD3U1333W4G9-2(DDR3 PC3-10600 4GB*2)
・SSD:Samsung MZ-7TD250B/IT(250GB)
・HDD:Seagate ST2000DM001(2TB)
・VGA:SAPPHIRE HD5670 512M GDDR5 PCI-E HDMI/DVI-I/VGA(ATI Radeon HD 5670、512MB)
・OS:Win 7 Home Premium 64bit版
・電源:SILVERSTONE SST-ST50F-ES(500W)

↑こんな感じ。

バッファ設定 5ms

・Cubase 7.5.40 ASIO-Guard 有効


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 無効


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 low


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 normal


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 high


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

バッファ設定 10ms

・Cubase 7.5.40 ASIO-Guard 有効


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 無効


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 low


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 normal


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 high


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

バッファ設定 20ms

・Cubase 7.5.40 ASIO-Guard 有効


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 無効


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 low

設定不可

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 normal

設定不可

・Cubase Pro 8 Trial ASIO-Guard 2 high


停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

えんぢんぐ

確認前は、ASIO-Guardが効くプラグインは「ASIO-Guardレイテンシー」で処理されてると予想していた。
でも、5ms設定のlowとnormalではASIO-Guardレイテンシーが同じだけど、負荷具合は異なるのよね。
20ms設定の無効とも違うし…ま、色々やってくれているのだろう。

20ms設定だとASIO-Guard 2 lowとnormalは、『バッファーサイズが大きすぎる』とかでASIO-Guardが使用不可。
ASIO-Guardレイテンシーを見ると5ms設定だとlowとnormalは20.317msで、10ms設定だとlowが19.955msでnormalが29.932ms。
20ms設定でもlowとnormalのASIO-Guardレイテンシーが20ms付近とゆーことか?

蛇足ながら、実験当日の様子はこちらにも少々メモしている。
とにもかくにも、7.5.40のASIO-Guardが5ms設定だと再生でオーバーロードするのに対し、ASIO-Guard 2 normalで音切れしないのに驚いた。
参考までに、5ms設定のASIO-Guard 2 normalな停止時にIndependence ProやPianoteqを手弾き可能状態にした際の負荷具合を再掲すると↓

停止時
Indenpendence Proだけ手弾き状態
Pianoteqだけ手弾き状態

↑こんな感じで、停止時と比べるとaverage loadがそれなりに、real-time peakが大きく増えている。
この状態でVSTiを手弾きすると、当然更に負荷が大きくなりプチプチする。
ASIO-Guard 2の有効利用を考えると、マルチティンバー音源でも1パート毎に起動したほーが良いのかも。


後日談 2015/05/23

Cubase Pro 8 TrialのGeneric Low Latency ASIO DriverでASIO-Guard normalを試したので追記。


Generic Low Latency ASIO Driver(日本語名「共通低レイテンシー ASIO ドライバ」)の設定
出力はAthII X4 mkII機のマザーボード(ASRock M3A785GMH/128M)のオンボードだが、出力は何故かE-MU 1820。




停止時負荷(左)と再生時負荷(右)

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